山と都会と時々、建築

山と都会と時々、建築

登山で自然の雄大さを感じ…都会で人間の営みを建築から見る…そんなブログです

ちょっとご報告…神様!仏様!渡辺篤史さま!

こんにちわ、YIAのイシウエです。

 

久しぶりのブログに、つくづく筆不精を実感しています。ただ最近、二つ程嬉しいことがありまして、その一つを報告させて頂きます。もう一つは、まだ開示されていない事なので改めてご報告させて頂きたいと思ってます。

 

さて、好きな方も沢山いると思うのですが「建もの探訪」という大人気長寿番組があります。この番組は32年も続くテレビ番組で、現在関西では放送されていないのが非常に残念です。私が高校生の時に設計って面白いなぁと気付かせてくれた番組でもあり、何より渡辺篤史さんの造詣が深くユニークな人柄と、建物への感想が愛情に満ち溢れていて、初見以来関西での放映が終わるまでずっと拝見していました。ここだけの話ですが、建物を見た時の渡辺さんのモノマネを学生時代してました。またモノマネとは別にネコを見つけた時の渡辺篤史さんは必見です笑。

 

前置きが長く、ちょっともったいぶりましたが、その憧れの俳優、渡辺篤史さんとweb番組ですが共演させて頂きました。web探訪という番組で2組の建築家が渡辺篤史さんに作品を紹介していく感じです。1時間程度の番組だったのですが、結局大幅に延長する感じになりました。兎にも角にも貴重な体験で関係者の方々、本当にありがとうございました。施主さんにはブログの投稿前に報告させて頂いたのですが渡辺さんのファンだったらしく、とても喜んでくれて非常に嬉しく思います。ちなみに渡辺篤史さんは映ってない時もテレビのまんまで、気さくにお喋りしながら、とても明るい朗らかな人柄でますますファンになってしまいました。32年続いている理由は渡辺篤史さんの人柄です、間違いありません笑。私も見習いたい!

 

リンク先を下記に貼っておきます。私の出演は前半で作品紹介して、最後に全員で雑談と言う感じです。飄々と喋っていますが、かなり緊張していました。一緒に出演した建築家の谷山さんご夫妻の作品もとても素敵な住宅なので是非見て頂きたいです。少し長いのでお時間がある時にどうぞ。

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下記に今回紹介させていただいた作品名と写真を掲載しております。

作品リスト

・HE10

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・pocco

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木曽駒ヶ岳でタイムラプス

こんにちわ、YIAのイシウエです。

ブログのタイトルに「山」って入っているのに、全く書いていないので「これは山々詐欺だなぁ〜」と思いまして…詐欺行為は絶対ダメ!ということで山の話を。

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コロナ禍と言うこともあり、なかなか山行にも行きにくい感じもありましたが、久しぶりにテント泊に行って参りました。久しぶりなこともあり、あまり過酷な登山ではなく65Lのザックでも余裕を持って行けそうな場所を探しておりました。そこで行きたかった「木曽駒ヶ岳」に決定です。山行内容は改めてまとめて書きたいと思っているので、今回は頂上山荘でのタイムラプスです。1分ほどの動画になるのですが、山岳の日暮れが結構面白く撮れていると思います。是非是非、ご覧くださいませ!

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「食と緑」オープンハウスのご案内

愛媛県松山市にて私たちが設計監理を進めておりました住宅「食と緑」が完成しました。つきましてお施主さまのご厚意により、6/26(sat)~27(sun)に完成見学会をさせていただくことになりました。皆様、是非足をお運びください。

また当日は無料の住まいの相談もお受けいたします。新築・リフォーム・店舗などお気軽にご相談ください。

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○申込み方法は、受付6/25(金)17時まで

・メールでの申込み (yia@ishiue.com)

・電話での申込み(072.427.6976)

facebookページ、Instagramなどよりメッセージ

お申し込みには

・代表者のお名前

・住所

・ご希望日・ご希望時間(例:26日14時)

・お電話番号

をお伝えください。折り返し会場の詳しい案内と当日の電話番号をお送りします。

 

○オープンハウスにご来場の皆さまへ

・お施主さまのご厚意にての開催のため、見学には細心の注意をお願いします。

コロナウイルス感染症の予防及び拡散防止対策のため、マスクと靴下の着用をお願いします。また会場では手袋を用意致します。

 ・安心してゆったりとした見学会になるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力お願い申し上げます。

 

国宝 薬師寺 …動画始めました!

コロナ禍で人と会う機会が極端に減った近年ですが、久しぶりに友達や仕事関係の人に会うと「最近ずっと海外に行っているんですか?」と聞かれることが多くて冗談だとは思っているのですが、「いやいや、こんな状況で海外は行かないですよ!」というくだりが挨拶になってしまっています。原因は、インスタグラムで写真をアップロードする時に場所を記入するとfacebookとの連携で今いる場所になってしまっているようで…以後気をつけています。基本的にはリアルタイムでSNSなどにはアップしないので実際には写真を撮った日とかなり時間差があります。そうです、イシウエは日本にいます笑。

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そんなこんなで今回は日本の国宝建築のお話です。もともと古い建築は好きなので学生の時から個人的に見学に行っていました。ただコロナ禍で海外旅行が絶望的な状況で改めて日本の建築を見たくなって最近は京都、奈良に時間があればあれやこれやと見に行っています。教科書に載っている建築が身近にある幸せは関西圏外の出身者である私は心躍る感じはあります。

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そして今回は奈良に残る国宝薬師寺です。もちろん世界遺産にも登録されています。とくに1枚目の中門から見た左右対称の伽藍配置は美しいな!と思います。

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国宝は建築単体を指すので、実は写真左の東塔が国宝になります。2009年から2020年12月まで解体改修が行われていて、とても綺麗な状態を見ることが出来ました。まあ、ちょっと綺麗すぎて個人的には違和感ありありだったんですが、東塔は奈良時代から現存する塔で相輪を含めば34.1mもあり10階建てのビルぐらいの高さです。右側の西塔は1981年に再建されたもので窓の違いなどはあるものの新旧並べるとちょっと感動しますね。因みに東塔の白い壁は改修されたものでオリジナルの意匠は西塔の方らしいです。

1枚目の写真を見るとなんとなく西塔(北に向かって撮っています)の方が若干高くなっているんじゃないかと思うのですが、これは敢えて30cm高く作られています。この塔を作った宮大工棟梁「西岡常一」氏はとてもかっこいい棟梁で逸話は沢山あるので興味があれば調べて欲しいのですが、棟梁曰く500年後に東西の高さが同じになるように計算して作られています。もう痺れますね!500年というスケールが本来の建築時間なんだと考えさせられました。

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金堂に入るための行列です。現在はコロナ禍で金堂に入るには人数制限が行われています。右側に東塔が見えます。威風堂々とした佇まいですが、とくに屋根と裳階(もこし)がとてもかっこいいです。薬師寺の仏塔は六重塔に見えますが三重塔です。この三つの大屋根の下にある小さな屋根が裳階と呼ばれるもので、例えば法隆寺五重塔にもあるのですが初重だけで各層にあるのはとても珍しく、とても優雅な仏塔だと思います。惚れ惚れします。

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と言うわけで薬師寺のことを書いてみました。薬師寺もずっと見たかったのですが、微妙に行くには一苦労な感じで今回行けて本当によかったです。一番最初に行く機会があったのは、確か大学生の時で東大寺を見た後に行く予定だったのですが、一緒に行った友人に「奈良は酒処で酒蔵の見学を兼ねて飲み放題!(飲み放題ではないです笑)」と聞いてしまって、ついつい付いて行ってしまって後悔はしてないのですが、ずっと心の片隅に20年以上引っかかていた場所でした。是非、行ったことがない人は行って欲しいです。最後に少しでも臨場感を味わってもらえたらと思って、とても短いですが動画も上げています。いいね!とチャンネル登録してもらえたら励みになります。よろしくお願いします。デワデワ。

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スペイン・ビルバオ03

中編/スペイン・ビルバオ02に続きになります。

いよいよ今回が最後になります。いや〜、長かった、長すぎた(涙)

前回を読んでない方はリンク先から前編・中編を先にお読みくださいましたら!

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これでやっと美術館を一周することができました。写真は中編「スペイン・ビルバオ02」最後の前広場から美術館を撮影してます。ここから向かって右に行くと美術館の入り口に、左に行くと美術館の川辺を行くことになります。

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 もちろん左を選択してまだまだ焦らしていきます(笑)少し進むと建物を人工池越しに見ることができます。ここから見える外壁は、ほとんど曲線で構成されています。凄まじいですよね。日本的に言うとチタン鋼板一文字葺きという感じでしょうか?この曲線を作ろうと思うとコンクリートか?貼りものになると思うのですが、個人的にはコンクリートよりはチタンの方が好きかなぁ。「フィッシュ・ダンス」を学生の時にみた衝撃で鱗っぽい感じがしっくりくる…本当に勝手な先入観です。平面でも放射線状にバラの花のような広がりをもつぐにゃぐにゃした形をしています。これを曲面を駆使して立体的に起こしているのですから途方もない作業だと思います。設計ではものすごい数の図面が起こされたようです。建物内がどうなっているのか…気になります。

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もう少し川沿いに進んでみると先ほど通って来た「サルベ橋」の下です。ここからだと赤い架構側面のストライプが見えます。ダニエル・ビュラン氏の作品はとても可愛らしいのですが、この橋もかわいいです。こんな大きな構造体でもストライプ柄を入れるだけで家具感というか玩具感が出てくる感じが面白いと思います。どうしても建築物は大きくて少し偉そうなので(笑)このような手法もあるなぁと参考になりました。そして有名な巨大クモが出迎えてくれます。東京の人は馴染みがあるかもしれませんが、大阪に住んでいる私はお初です。結構な大きさです。

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少し補足しておくと、女性の芸術家ルイーズ・ブルショワ氏によるインスタレーションの彫刻作品で「Maman(ママン)」という題名です。ママンとはフランス語で母という意味です。先程、東京の人は…と書いていたと思いますが実は東京の六本木ヒルズ森タワーの広場に展示されています。世界で常設展示で7箇所ぐらい、あと一時的な企画展示で世界各地で展示されていました。2枚目は下から見上げた写真ですが、よくみると体内に白い卵(大理石)が入っているのが見えます。確かに「母」だ。この作品の作家ルイーズ氏はかなり複雑な歪んだ家庭環境で育ったのですが…もし気になるようでしたら調べて見てください。この作品の印象も変わってくるかもしれません。ところで世界各地のクモは同じ大きさなのだろうか?

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 さて話は戻りますが、この辺の写真はあまり上がってはいなかったので載せてみました。先程の「サルベ橋」の真下になります。美術館と橋がきわっきわです。建築に興味がない人には、全く意味がわからない写真だと思いますが既存の橋のキワを潜る形で建築が伸びている感じは面白い、違うものが交わる関係性や状態は何かドキドキさせるものを感じさせると思います。右手のスロープに至ってはこの空間に誘い込んでいるのではないかと、うがった見方をしてしまいます(笑)

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 そしてこの「サルベ橋」を巻き込むようにして繋がっています。最初、遠くから見た時はこの帆のような構造物がなんの用途の構造物なのか分からなかった(今でもよく分からない)のですが、単純に昇降施設なんだろうと思います。

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 そして、界隈で一番有名な犬、マスコットのパピーです。これでやっとエントランスに着きました。さて、このパピーも芸術作品です。作家はアメリカ合衆国の芸術家ジェフ・クーンズ氏です。面白いのが最初はオーストラリアのシドニー現代美術館に展示されていたのですが、買い取ってはるばるこのビルバオにやって来たらしく、今では街一番(勝手に思っています)の人気者で芸術に関係なく愛されているようです。周りの人々と比べると大きさが分かると思いますが高さが12mもあります。身近な比較で言うと3〜4階のビル程度です。サイズ、素材など犬とは全く関係性がないものが形態によって犬を思い浮かべさせる。「天井のシミが顔に見える」のアレです。この現象を「パレイドリア効果」といいます。面白いですね。

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 さていよいよ念願の美術館です。ここが入り口になります。道路から河岸まで高低差があるのですが、きっと入り口はわざと下げていると思います。もちろん美術館に誘い込むアプローチとして日常からの離脱を演出する効果はあると思うのですが、単純にこのモニュメント的な形態に入り口という機能性が同居することはデザイン的に少し難しく感じました。そこを解決するためにもレベル差が必要だった気もします。エントランスとしてのサインは最低限に留められているので、入り口がわかりにくいです。当日も完全なるアジア人の私に入口を訪ねてくる欧米人が二組ほどいました(笑)なぜ?

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美術館のエントランスになります。 この美術館は、ガラス、チタン、そして石灰岩で作られている。一見、チタンとガラスがメインのように感じますが、道路側そしてエントランス部分では肌色の石灰岩を見ることができます。特にクレバスのような折り重なる割れ目を地下に進む感じと石灰岩の質感、そしてワタクシコト、晴れ男による(笑)青空のこの写真は個人的には一番好きなカットです。

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 世界にはグッゲンハイム美術館として、ニューヨークとイタリアのコレクション、そしてこのビルバオと3箇所あります。世界的に美術館ブームなのかルーブル美術館アブダビに美術館を作っています。このアブダビの美術館についてもアーカイブの方に載せているのですが、再編集でこちらのブログにも再掲しようと思っています。

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 そしてこちらの美術館の正式名称は「ビルバオグッゲンハイム美術館」になります。設計者は現在はアメリカを本拠地にしているフランク・オーウェンゲーリー氏です。出身はカナダのトロントらしいのですが、1929年生まれとのことで結構なご年齢です。この美術館が成功して世界中にゲーリー建築が建てられています。日本には神戸にひとつだけありますが建築というよりアート作品であるため物足りなさがあったので、この建築を見れたのはとても良い体験でした。下記に美術館の公式HPを貼っておきます。ちなみにこのページだけ日本語です。入場料はググっていくと分かるのですが、16€です。

https://www.guggenheim-bilbao.eus/ja/hours-and-admission

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 写真は川岸側の窓になります。向こう側に見えるビル群は対岸になります。真っ直ぐなビルに対して斜めのサッシがまるで一つのアートとして成立しているようです。

 もちろん内部も真っ直ぐなところがほとんどありません。この建築を作るために航空力学用の3次元CADソフトを用いて構造計算しているようです。

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 同じ場所を外から見たところ。途中から反り返るように曲がっています。また、ガラスのエンド処理はダンシング・ハウスっぽい感じがあります。

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 この辺の写真は、設計している人へ…です。サッシ自体は結構スレンダーですが割とルーズな収まりで驚きました。今気がついたのですが、床の目地を内外通しているところは国が変われど!というところでしょうか。

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 そしてカーテンウォールを受けるためのH型鋼が構造材として剥き出しでバックマリオンとなっています。3〜4層の吹き抜けなので梁で振れと風圧を受けている感じで構造的な解決なのだと思うのですが、結構露骨な構造フレームでゲーリー氏らしいとも言えます。

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 エレベーター乗り場の正面とガラスのエレベーターシャフトです。

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 この日は、学生さんらしき人集りを館内で多く見かけました。女の子は背も高くて大人びた子が多かったのですが、男の子を見る限りきっと中学生ぐらいかな?と思います。フランス語を喋っていたのでフランスからの見学者だと…わざわざ遠くから国を越えて見学だなんてと考えていたら、実はフランスからとても近いと後で気が付きました。例えばワインで有名なボルドーからだと車で350kmぐらい、国境まで120km!車で国境越えの旅行なんていいなぁ〜。

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 最上階の通路部分は天窓になっていて、曇り空でも明るい空間でした。どうでしょうか?外部から見た印象より、かなり開放された印象ではないでしょうか?掲載している写真はアトリウムになるのですが、なぜ天井までガラスのアトリウムで構成されているのか?気になると思います。そこで下手っぴですが、手描きのスケッチで解説します。

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 実は赤丸で囲んだところを中心に展示室などの箱が突き刺さるような形で配置されていて、その箱をブリッジのような通路が結び、ガラスのアトリウムで囲うプランになっています。それぞれ展示室などにあたる箱の上下左右のズレによる隙間が意外と抜けのある空間に生み出しています。

あと意外と展示スペース、特に企画展示はシンプルで普通のホワイトボックスだったので作品を拝見している時は他の美術館と同じ感覚です。これに関しては賛否両論あるようですが、企画展示の場合はこれでいいのかなぁと思います。

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 また、前2枚の写真では廊下・通路がまるでブリッジのようなデザインになっていることに気付くと思います。実際にこの廊下・通路は何気なく歩いていても橋を渡るような感覚を覚えます。

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 とくにこの写真場所のこの部分だけを見ると非常に違和感が残る箇所です。実際に最初見た時には一瞬意味が分からなかったです。写真の左右の通路の間に人も落ちないような隙間(吹抜け)があり大層に手摺が四周回されています。合理的に考えれば単純にこの隙間を埋めれば済む話で通路は広くなるし行き来がシンプルになるし手摺がいらないからすっきりします。しかし先程のブリッジのような通路と考えればコンセプトに忠実に頑なに実行されていてこの軽やかな通路による空間を共有するためには必要なことで、個人的にはとても好きな箇所です。ディティールやデザインがコンセプトに沿うことが大切だと気付かせてくれます。

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と言うわけでそろそろ終わりにしたいと思います。なかなか長編のブログになってしまい、途中で何度も心が折れました(笑)多分、前中後で一万字以上(今回だけで4500文字以上)は書いているのではないでしょうか?仕事柄、建築を見学するために旅行することも多いのですが、建築のおかげでビルバオ市というとても素敵な街に出会えたのは本当によかったです。建築に興味がなくても十分に観光できますし、スペイン旅行の際にはぜひ行って欲しいなと思います。当日は美術館を見学した後に、バル巡りをしながらワインとピンチョスを堪能したのですが「最高か!」と必ず叫ぶことになるでしょう(笑)この辺りのこともブログでいつか書いてみたいと思っています。

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明けましておめでとうございます。

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新年、あけましておめでとうございます。

平素はご愛顧を賜わり、暑く御礼申し上げます。

本年もより一層のご支援を賜わりますよう心より申し上げます。

 

 

YIAイシウエヨシヒロ建築設計事務所 

石上芳弘

今年最後の挨拶と年賀状の件。

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どーも、YIAのイシウエです。

今年も残り僅かになってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?今年はコロナ禍で今までの生活が一変することとなりました。近く住む友人と安易に会うことも難しい中、逆に物理的な距離によって疎遠になっていた友人知人とオンラインで繋がっていく体験が個人的にはパラダイムシフトを起こしています。悪いことだけでもないんだ!と気づけた一年でした。

それと事後報告になってしまって申し訳ありませんが、今年から年賀状をやめることにしました。年賀状に関しては小学生から続けてきたことだったので、やめてしまうことには多少なりとも抵抗感はあり大きな変革の出来事だったのですが思い切ってみました。ただ決して否定的に思っているわけでなく、当たり前になっていることを一度見直してみてもいいのかなぁ?と何年か前から感じていたので…。その代わり年賀状を送って頂いた方には出来る限りの個人的な言葉を添えて寒中見舞いを送らせて頂いてます。お互いに機械的になってしまった年賀状よりしっかりメッセージを書いた手紙の方が個人的にしっくりくるように思いまして…ご了承ください。

それでは、良いお年を!