軽アイゼンが壊れた…
コンバンハ、イシウエデス。
あまりの衝撃でカタコトになってしまいました。今日は山道具の話になるのですが、題名の通り愛用の軽アイゼンが壊れてしまいました。アイゼンというのは、雪山を登る時に登山靴の下に履くものです。冬の登山では必需品なのです。その中でも軽アイゼンとは下の写真のような爪が少ないモノで、登山コースに急斜面がなくて前爪が必要ない時に使います。12本爪のアイゼンは重たく専用の登山靴も必要になるので山行によって使い分ける感じです。ざっくりですが6本爪以下(メーカによっては10本爪もあるようですが…)を軽アイゼンと呼んでいます。各メーカーより様々な軽アイゼンが出ているのですが、私はこの黄色が映えるマウンテンダックスを使用しています。
それで今回どこが壊れたかというと、予想外の箇所でした。下の写真のフレームが割れてる?折れてる?せん断が起きている状態です。毎回、使った後は洗うのですが、その時に気がつきました。低山の雪山では、雪だけじゃなく氷だったり岩だったり砂地だったりと意外と様々なロケーションで使用することになるので、スチールの疲労で折れてしまったのかと思います。写真では分かりにくいかとヘタクソスケッチで説明中。
マウンテンダックスは、日本のブランドで日本で作られています。実は、何年か前に倒産で無くなってしまって、アイゼンだけはプリムスで赤色で売られていたりと不遇な時期もあったのですが、株式会社オクトスさんが復活させてくれました!ありがとうございます。応援しているのでHPを載せておきます。
そこで修理が可能かも?と思いダメ元で修理依頼をお願いしてみると、フレームの修理は不可能ですが片方だけをお売りすることができるとのことでした。とても気に入っていたので、購入をお願いすると郵送(送料必要ですが代引きなど色々と対応してくれます)か国内唯一の大阪店で受け取りも可能とのことだったので、ちょうど近くに行く予定もあったのとお店の方も見てみたいと思い店頭で受け取りをお願いしました。
そして、無事購入できました。よかった〜。お店もマニアックな道具が品数多く展示されていて、とても良いお店でした。店員の方もいろいろと考えてくれて、会員に入ったりしながらポイント割引とか使ってくれて3080円で購入することができました。ありがとうございます。登山道具も本当に値上がりがすごくて、このアイゼンも当時は税込6000円程度で買えたのですが、今では税込7700円とかなり値上がりしています。
というわけで、ちょっと新旧を見比べてみたいと思います。上の写真の左が新しいもので右が古いものになります。基本的には大きな変化はなくてフレームのゴロなども同じように刻印されていました。ただ分かりやすく違う部分が2点がありました。まず、スノープレートと呼ばれる真ん中の黄色い部分のデザインが変更になっていました。古い方は、上部に「mountein dax」「made in japan」と二段に書かれていたのですが、新しい方は「made in japan」とデカデカとちょっ恥ずかしくなる大きさで書かれています。
そして裏側もエンボスが違っていました。「mountein dax」というロゴも無くなっています。ここに関しては「mountein dax」のアピールが無くなって、少し寂しいですがデザインの変更程度なのでいいのですが…
使用上に影響があるかもと思うところが1箇所ありまして、上の写真の左が新型で右が旧型になります。違いが分かりますか?登山靴に固定する時に重要なチェーンが3つから4つに変更になっていました。ここに関しては、買う前に教えて欲しかった部分です。実際に使ってみたのですが、やはり登山靴に固定するポジションが微妙に変わるので気になる人は、気になってしまうのではないかと思います。ちなみに、私は最初は気になっていたのですが歩いている内に忘れていました…まったく鈍感な人間です。もし交換修理を検討中の方は気をつけてください。足に関わるところは登山の場合は、一番稼働する需要な箇所なので参考になれば!
では、最後に今年最後の雪山登山の写真です😄今年は、雪が多くて楽しい季節でした。
○登山道具のお話はこちらもどうぞ!